NYCでの大学院の2年間

こないだ大学のアカウントで今学期分の成績がすべてあがっていました。

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なので無事に大学院を卒業できることになりました!GPA、3.8は最低でもほしかったけど、B−が2回ほどあったのがダメでしたね。まぁあのときはうつ病の絶頂期みたいなときだったから、という言い訳をしておきます。それでも学部をGPA2.94(だっけ?)で卒業した落ちこぼれ留学生だった自分としてはがんばったと思います!

ということでようやくMaster of Arts in International Educationです!修士号嬉しいです!東京でシクシク働いていた頃、修士号が喉から手が出るほど欲しくて欲しくてたまらなかった。。3年越しにようやく夢が叶いました。

今日は自己満で大学院での2年間を振り返ろうと思います。

この2年間は一言で言うと、「とにかくしんどかった」に尽きます。大学院に行くまでの24年間もまぁしんどいことは多少なりともありましたけど、なんかレベルが違うしんどさ。NYCの洗礼を受けたような気分です。

何がしんどかったって、経験豊富なアメリカ人たちと張り合わないといけないことですよね。わたしは教育業界での経験はほぼ皆無で大学院に来て、まず最初にネイティブたちのレベルの高さという壁にぶち当たりました。

セオリー

大学院での勉強ではセオリーが意味不明で悲しむ毎日。毎週100ページ以上の理論を読むのはしんどくてしんどくてしょうがなかったです。意味がわからないから、授業ではただただ黙ることしかできなくて、意見を求められても適当なことしか言えなかったのがもどかしかったですね〜。

でも救われたのは教授たちの存在ですね。うちの大学の教授たち、なんかもう良い人ばかり。人格が素晴らしすぎる。できない・わからないことを正直に言えば、親身になって教えてくれる。そんなこんなでよくオフィスアワーに通いました。あと2020年春学期に教育社会学の授業を取っていました。そのクラスの教授が本当にセオリーの解説がお上手で、感動した。こんなに教え方が上手い人がいるんだな〜と。セオリーは今でも苦手ですが、理解する基礎は身に付けられたのかなと思います。まぁアメリカ人たちもセオリー苦手ですからね!オフィスアワーで相談すると、"Nobody understands theories!"ってよく言われたし。みんな苦手なんだ!w

仕事アプライ

あとしんどかったのは、仕事ゲットの道のりですよね〜。いやあ本当にしんどかった!親に迷惑かけまくっているし、マンハッタンの高すぎる家賃くらいは自分でどうにかするのと、経験を付けないとと思って、オンキャンパスの仕事を受けまくりましたけど、まぁ経験豊富なアメリカ人たちに英語が不自由で経験ほぼ皆無のわたしが勝てるはずないんですよね。何度もお祈りメールをもらったものです。だいたいわたしが受けて落ちたポジションは、同じプログラムの経験豊富なアメリカ人クラスメイトがゲットしたことを数週間後に風の噂で知るんです!狭い世界ですね。

そんでわたしは悟ったんです。経験皆無のわたしのような人間がお金をいただけるようなレベルになるには、無給のインターンから始めないとと。そこでレジュメをブーストさせる経験を身に付けて、有給の仕事にアプライしていかないとだよな〜って。そんでたまたま受かった、セントジョンズ大学っていうクイーンズの奥地の大学の交換留学のオフィスでインターンしました。

それまで交換留学の分野に興味がなかったんですが、このインターンを通して交換留学・短めの留学ってとても大事だなと思うようになりました。そこから長期の留学に繋がっていくんでしょうし。学生の人生にポジティブなインパクトを与える上で、とても大事だなといろんな学生と会ってて思いました。

またこのインターンもわたしにポジティブなインパクトを与えてくれました。自分自身の高校時代の短期留学経験を振り返る良い機会になり、この経験を生かしてわたしは交換留学・短期留学の分野を専門にしていきたいと思いました。この話は長くなるので、別記事で詳しく書こうと思います。

セントジョンズでの経験はその後の数々の面接もすごくやりやすくなりました。やはりアメリカ国内で、アメリカの大学で経験を身に付けるのって面接官たちの食いつきも全然違うなと思いました。まぁそれでもたくさん落ちましたけどね!

その後は大学の留学生オフィスで留学生オリエンテーションの手伝いをしました。よくあるオリエンテーションリーダーの仕事だけじゃなくて、スピーチの経験をさせてもらったのが本当に有意義でした。何十人もいる新入生たちの前で、わたしの泥臭い留学経験を話すのは良い経験になりました。少しでも良い影響を与えることができたら良いなと思いますが、どうでしょうね。あとはオフィスのいろんなアドバイザーと知り合って仲良くなれたのもよかったですね〜。そのおかげでOPTの手続きでとても助けてもらえましたし。感謝の気持ちでいっぱいです。

そんでこれも偶然?にノンプロフィットでのインターンに巡り合えました。もう落ちたと思ったら、たまたま内定者が国に帰らないといけないということでわたしに第二のチャンスが巡ってきたことを覚えています。インターンはこれまでのクイーンズの奥地とは打って変わってマンハッタンのど真ん中のオフィスで、なんだかウキウキしましたね。毎朝Pretでジュースやブリトー買って朝ごはんするのも楽しかった。クイーンズ田舎急行満員電車はきつかったけど。

わたしが大学のポジションに落ちまくっても、こうやってなんとか経験積めたのは、NYCのおかげだなと思うんですよね。高等教育は田舎だと言いますけど、田舎の大学だったらさ、大学で仕事できなかったら、外にも仕事なんかないでしょうし。これが都会のメリットなのかなと。しんどいんですけどねー。鬱病にもなりましたし。都会の機会の豊富さは鬱病と引き換えなのでしょうか。この街は精神患う人多いんですよ。こういう論文ないですかね?このブログ書き終わったら探そうと思います。

まぁこうやってしんどいことばかりでしたが、良いこともありました。修論で自分のリサーチプロジェクトができたのは本当によかったです。まぁこれもIRBの承認が半年くらいかかってしんどかったけど笑

ベッドスタイ

大学の勉強とか、仕事アプライとか、修論とかでしんどいのに加えて、ゴミのようなデーティングにも本当に本当に苦しめられて、本当にしんどかった。あとはブルックリンのベッドスタイに住んでいた頃はルームメイトと下の階の住人と隣人がうるさすぎて、これも本当にしんどかった!もうしんどいってこの2年間で何回言ったんでしょうね?そのくらいもう毎日しんどかったですw

matatabinyc.hatenablog.jp

ブルックリンは本当にアレなところでしたが、ルームメイトが同じプログラムの友達だったので、一緒にカフェに行って勉強したり、独立記念日の花火見に行ったり、アイス食べに行ったり、とかもういろいろ楽しかったですね〜。彼女の友達たちとも仲良くなれましたし。よくうちのアパートでみんなで映画見たり、ビヨンセのライブ動画みたりとか、まぁそういう何気ないことが一番思い出に残るもんですよね。

NYCって本当に変で、しんどくて、不思議な街ですよね。でもなんか不思議なパワーで満ち溢れていて、なんとか前に進もうと背中を教えてくれるようなそんなところでもある気がします。こういうところに魅力を感じる人って多いんだと思います。だから世界各地から人がやってくるんですけどね。変人もとにかく多いですけどw 変人たちにも苦しめられましたが(主にデーティングで)まぁそんな変人が多いNYC、嫌いじゃないです。

わたしはNYCの他にカリフォルニアのど田舎とアップステートの州都にもアメリカで住んだことがありますが、NYCはもう全然違う世界ですね。ここはアメリカであり、アメリカでない、みたいな独特な空間ですよ。旅行で数日滞在しただけではこの独特な変さはわからないはずなので、興味がある方は数年単位で住むのをお勧めしますね。

今後

そんで今後のことなんですが、日本に帰ることにしました。就活がまぁうまくいかないし、というかもう1ヶ月くらいアプライしてないですね。なんかやる気起きなくて。わたしは大学に就職したかったんですが、まぁこのご時世、大学は経済的にかなりうまくいってないですよね。そして交換留学業界も壊滅じゃないですか。留学できないですからね。こないだオックスフォード大学が2021年までオンラインでの授業にするみたいなニュース流れてきましたが、アメリカの大学もなんだかんだそうなっていくんだと思うんです。だからこの国でわたしは1年しか働けないし、この1年の間に状況は改善すると思えないし。留学を専門にしていきたいわたしにとって、キャリア形成の意味でも今はアメリカにいるべきじゃないと結論が出ました。無給の仕事してまで残りたいとは思いませんしね。

まぁ修士号取りに来たのは、別にアメリカにずっといるためじゃないですからね。自分の専門がほしかったからだし。まぁ人生うまくいきませんよね。そこでどうやって軌道修正していくかなんでしょうし。アメリカに限らず、他にもいろいろな国がありますからね。アメリカにこだわる必要なんかないですよね。交換留学業界の重鎮的な教授が修論アドバイザーだったんですけど、彼にいろいろ就活相談したら同じこと言われました。アメリカだけじゃないって。特にアメリカはいま、国際教育業界にとって正直良い状況じゃありませんし。これが人生ですね。何が起こるかわかんないものです。

日本に帰ったら、塾みたいなのを個人でひっそりやりたいなとうっすら考えています。大学院で学んだCritical Thinkingや教育社会学の数々の理論を元に、日本の小中高生の自分で考える力、信憑性の高い情報を集める力を養えるようなそんなプログラムを考えたいです。そんで留学したい人には学校探しとか手伝うよみたいな感じですね。特に大きくやりたいとかいう願望はゼロです。自分が食べていけるくらいの収益があればそれで良いです。このこともこのまま書くと長くなりそうなので、別記事で詳しく書こうと思います。

とまぁだいぶ長くなりましたが、以上がわたしのNYCでの大学院留学記でした。とにかくしんどい2年間でした。この2年間、ボロボロだったわたしを支えてくれたセラピスト、友達、教授、大学のスタッフ、アップステート逃亡にご協力くださった皆様に感謝いたします。

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これ学部卒業のときの記念写真。2016年冬。

この写真、改めて見ると帽子取れそうだな。あと眉毛がおかしい。これは22歳のときですね〜。

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これがこないだの卒業写真。26歳になりました。

卒業式が延期になったんで、家でバーチャル卒業式に参加して、写真撮りました。これが一番盛れたんで、これ貼っておきますね。早起きして張り切ってメイクしたのにZoomで自分の顔が映らないというやつね。ルームメイトとアパートの周辺で写真撮っていたら、通りすがりのおっちゃんにCongraturations!って言ってもらえたのがうれしかったです。でもまだガウン着れなかったこととヤンキーススタジアムで卒業式できなかったことは根に持ってますw