留学生がNYCで生き残る方法 Part 3:インターン・課外活動編

matatabinyc.hatenablog.jp

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アメリカの大学はどこもそうだと思うんですけど、卒業後にOPTなどで現地に残って働きたかったら、在学中にインターンなどで経験を積まないとお話にならない世界です。というかインターン経験がないとさ、フルタイムジョブに応募するときにReferenceになってくれる人も限られてきちゃいますよね。

ゴッサムというのはまぁ機会と夢に溢れている街です。The City of Dreamsというニックネームもあるくらいです。これは本当だと思います。余談ですけど、わたしは一時期ものすごく鬱病で病んでいた頃は、「何がThe City of Dreamsだよ、The City of Trashだよ」とか言ってました。

夢とは引き換えに競争率もものすごく激しいのも事実。この街で生き残って出世していく方々は並大抵の体力と精神力ではないですよね。本当にこの街で生きている方々みんな尊敬です。いやまじで過酷ですよ。インターン獲得するのでさえ過酷なんだから。だからみんな病んでセラピーや精神科にお世話になるんでしょうけど。。

今回の記事では、F-1ビザの留学生がNYCで合法的にインターンやオフキャンパスの仕事をゲットしたり、経験を積むためにできることなどについてお話しします。

注①:ポジションを得るまでの過程は専攻や学位プログラムによって大きく異なるでしょう。今回はわたしの経験談を元に書かれていることを念頭におきながら、こういうやり方・ケースがあるんだな程度に読んでください。できるだけ一般化しながら書くように努めました。

注②:この記事を書いているわたしですけど、専攻は国際教育、修士課程、そして2年間の修士課程の間にインターン2つ、オンキャンパスジョブ1つ、学内の有給の課外活動1つをやってきました。OPTでの就職を目指して頑張ってきたつもりでしたが、コロナウイルスの影響であらゆることがうまくいかなくて、就職を諦めました。なので今回は卒業後の就活についてではなく(諦めた奴が書いても信憑性ないですしね)、在学中にできることを書きますね。

わたしの修士課程開始時の状況

  • 卒業後はOPTで現地就職したい
  • アメリカで仕事した経験はない
  • 日本で1年半のフルタイム就労経験と学部時代の教授の研究の手伝い経験あり
  • 国際教育業界での実務経験は皆無
  • 英語でのレジュメやカバーレターの書き方はほとんど知らない

わたしが最初のインターンにたどり着くまでとそれに伴うアクション

  1. オンキャンパスジョブ①を受けるためにキャリアセンターでレジュメとカバーレターを見てもらう→面接に呼ばれる→不採用
  2. オンキャンパスジョブ②を受けるためにキャリアセンターでレジュメとカバーレターを見てもらう→面接に呼ばれる→不採用
  3. アメリカの就活システムを学ぶために、大学のキャリアセンターのワークショップに参加しまくる
  4. オンキャンパスジョブ③を受けるためにキャリアセンターでレジュメとカバーレターを見てもらう→面接に呼ばれる→不採用
  5. 模擬面接をやってもいないのに、なぜ面接がうまくいかないのか悩み始める。仕事のアプライをしなくなる。そもそも模擬面接の効果を認識してなかった、やっても無駄だと思っていた。
  6. 大学院のクラスメイトから研究のインタビューを受け、面接がうまくいかないことを話した。クラスメイトからキャリアセンターで模擬面接をやってみたら?と勧められる。
  7. インターン①を受ける→模擬面接→面接→採用。模擬面接ですごくたくさんダメ出しをされた。それと同時にどうやって改善していけばいいのかが明確になったことが、オファーゲットに繋がったのかも。

このほかにもたくさん面接行って、たくさん落ちました。病みすぎてよくアップステートに逃げて心の洗濯していました。

利用できるリソースを把握する

とにかく自分が大学で使えるリソースはどんなものなのかをきちんと把握することがインターン・オンキャンパスジョブのオファーゲットにグッと近づきます。

キャリアセンター

わかりやすい例で言うと、大学のキャリアセンターです。学費を払っている限りはUnlimitedでレジュメ・カバーレター添削、模擬面接、キャリアフェア参加、ワークショップ参加などができるはずです。どこの大学でも。もうこれは徹底的にキャリアセンターのリソースを使い倒すしかありません!

わたしももう何十回もキャリアセンターに行きました。多いときでは週に2−3回とか足を運んでいました。カバーレターなどの提出書類は必ずキャリアアドバイザーに見てもらう、面接前は最低でも1回は模擬面接してもらっていました。不安だったので、とにかく通いまくりました。インターンなどの面接がうまくいかないだらけの時は、アメリカの就活システムを一から学ぶべく、ワークショップにもたくさん参加したものでした。

もちろんキャリアセンターを利用したからって毎回必ずうまくいくとは限りませんが、第三者の目線から自分の提出書類・模擬面接での振る舞いを何度も見てもらい、その度に振り返って次に生かすことを繰り返すようにしていたら、だんだんとコツが掴めるようになりました。

ただ、大学のキャリアセンターが使い物にならないという話はよく聞きます。その際はもうキャリア相談をできる人を地道に探していくしかありません。教授、アドバイザー、ネットワーキングイベント、同級生、などなど。ネットワーキングのことは後ほどまた詳しく書きます。

教授に聞いてみる

自分が取っているクラスの教授などのオフィスアワーを駆使して、就活やインターン相談をしてみるのもひとつの手です。カバーレターの添削をしてくれる人もいるでしょう。卒業生などを紹介してくれることもあります。教授ってかなり素晴らしいリソースです。積極的に聞きに行ってみてください。

アドバイザー

ここで言うのはアカデミックアドバイザーですね。アドバイザーが持つ情報量にもかなり左右されるのが現実ですが、どんなインターン先があるとかを紹介してくれると思います。自分がいるプログラムの卒業生たちは在学中にどんなところでインターンしたのかなど。

その他

わたしがインターンなどを見つけたのは全て学科のアドバイザーが送ってくれるメールや、良くしてくれたキャリアアドバイザーが紹介してくれたもの経由でした。大学やアドバイザーから送られてくるメールにはマメに目を通したほうがいいです。結構お宝情報が転がっています。わたしは未読メールがあるのが嫌なので全部目を通していただけですがw

キャリアアドバイザーと仲良くなれば、インターンやオンキャンパスジョブの求人を送ってくれたりします。なので幅広くいろんなオフィスのスタッフとネットワーキングを形成するのが自分のためです。

インターンゲットのためにできること

①ひたすら応募し続ける

もうこれしかないです。1つや2つダメになったからと言って落ち込んでいる暇はありません。とにかく求人サイトに張り付く、自分のQualificationがマッチするものがあれば応募しまくる。これに尽きます。

②自分の持つスキルと求人票に書かれている求められるスキルを関連づけられるようになること

わたしが無知なだけなのかもしれませんが。。キャリア業界にはいろんな用語がありますよね。例えばOrganizational Skillとかさ、「は?何それ?」って感じですよ。アメリカの就活システムについて何も知らなかったとき、模擬面接でOrganizational Skillのことを聞かれて、知らないからその場しのぎなことを答えたんですよ。そしたら「あなたOrganizational Skillも知らないの?求人票読んだ?」とキャリアアドバイザーに言われてショックを受けたことがありました。まぁわたしが悪いんですけど、知らないものは知らないですよ!

まぁ求人票に書かれていること全てに自分のスキルと経験を説明できるようにならないといけないことはまぁアメリカ就活の常識なんですけど、こういうキャリア用語をきちんと理解し、自分のスキルと共に説明できるようにしておくのはめちゃ大事です!

よく問われるスキル

・Organizational Skills

・Project Management

・Public Speaking

・Team Work

・Customer Support Skills

・Problem solving skills

・Detail oriented

この辺は分野問わずどこでも聞かれると思うんで、いつ聞かれても言えるような答えは用意しておくといいです。詳しくはググってください。

これらに加えて、分野によって聞かれるスキルは様々です。高等教育界隈だとAdvisingとかCross Cultural Communicationとかですかねぇ。

Job Descriptionを読みながら、どんなスキルがそのポジションで求められているのかをきちんと把握できるようになるのも大事です。

③ネットワーキング

ネットワーキングはわたしが在学中にもっとやっておけばと後悔しているもののひとつです。インターンだろうが、フルタイムの仕事だろうがなんだろうがもうとにかく大事なのがネットワーキング。どんな人も口を揃えて「ネットワーキングが大事」と言います。ほんとうにその通りなんですよね。

ネットワーキングというのは、プロフェッショナルな人間関係を構築することです。例えばネットワーキングイベントに行って、「仕事紹介してください」「何かいいポジション知ってませんか?」などと聞くのは不躾です。まずはお互いをよく知ることから始まるんです。どんな人間関係においても同じですよね。相手がどんな仕事をしているのか、どんなことにパッションがあるのか、今後はどんなことをやりたいのか、などの会話から始まります。

そんでLinkedInなどで繋がったり、各々のプロフェッショナルコミュニティで関係を継続させていくのがまあよくある話です。

で、ネットワーキングはどうやっていくのかって話です。

一番手っ取り早くて誰にでもすぐにお金をかけずに始められるのは、Informational Interviewですね。わたしもよくやりました。自分の業界にいる人に仕事や業界のこと、その人のキャリア履歴や就活経験などをお聞きするものです。自分の大学院の先輩などに聞いていくのが普通ですね。わたしが就活でお世話になった留学生の先輩(高等教育業界)は、自分が住んでいる都市の各大学のオフィスの偉い人に片っ端から連絡してインタビューしたと言っていました。偉い人に焦点を当てたのは、Directorレベルになると採用の権力があるからだということらしい。その先輩はインタビューした人とたまたまた学会で再会して、フルタイムポジションゲットに繋がったと言ってました。ネットワーキングってこういうことかと思い知らされました。

なんかもうネットワーキングって大学院に入った瞬間からやっておけばよかったと思いますよ。わたしは就活始めてからやり始めて、ああ遅かったかなと後悔しています。

あとは身近な同級生、教授、アドバイザー、各オフィスのスタッフです。灯台下暗しにならないようにしなきゃいけません。積極的にオフィスアワーに行ったり、アドバイザーに質問しにいくなどして、きちんと顔見知りになる、いざというときは助けてもらえるような関係になるのはほんとうに大事です。わたしはほぼ毎週オフィスアワーに行っていました。ただ授業に参加する学生ではなく、まめに近況報告ができるような関係を構築することが理想だと思います。

学会にも足を運びましょう。これはわたしが行かなくてものすごく後悔していることの一つです。学会で小さいプレゼンテーションをすることなら、修士の学生でもよくやっていますよね。

④課外活動やボランティアもやってみる

学内外での課外活動・ボランティアもまめにコツコツやっていくといいですよ。ポジションゲットに向けての地道な行動の一つになります。わたしもNPOインターンする前に、この団体のボランティアに参加したことありました。また自分の修士プログラムのアンバサダー活動も精力的にやっていました。レジュメやLinkedInに書けますし、そこから広がる知識、スキル、経験、コネクションも大事です。

その他

現地でのインターン探しも、フルタイムポジション探しも以上の作業の延々なる繰り返しだとわたしは思っています。留学生はこれらのことを知らないことが多いですから、一から学んでいく作業は大変だと思います。わたしも本当に発狂するかと思いましたよというか、まぁ発狂していましたよ。

ここに書いてあることを全てやらないといけない人もいれば、そうでない人もいると思います。インターンやフルタイムジョブの獲得に向けて、自分が何をするべきかなどをリストにすることから始まると思います。

わたしは本当に何も知らなかったので、手探り状態でした。また学部の時にアメリカにいても、就活で必要になるような英語まではカバーしていませんでしたよ。競争相手は経験豊富なアメリカ人しかいなかったようなもんなのでほんとうにしんどかったです。自分の置かれた状況でどうやって経験を積んでいけるのかを考えるのがとても大事です。自分で考えるだけではどうにもならないです。ただ悩むだけです。そして特にこの街にいると悩んで病みます。いろいろな人に質問しながら自分らしい生き残り方法を模索してみてください。

最後に宣伝

今度、米国大学院学生会さんの全体説明会に登壇させていただく機会を頂戴しました。

gakuiryugaku.net

わたしの留学ルートは特殊な方だと思いますが、こんなわたしでも就職はできなかったけど生き残れたよみたいなことをお話しできればと思っています。日本人留学生の数は年々減少しています。わたしはもっと日本人の学生さんたちに外に出てほしいなと思っています。留学しようかどうかで迷っている人に、このイベントを通して、我々が背中を押せるきっかけになればなんてことをわたしは考えています。

オンラインなので、世界中どこでも見られるはずです!大学院留学に興味がある皆さまは、ぜひご参加ください〜。